活躍するJALC卒業生

 

Question 働いている学校名を教えてください。
Answer 長春日章学園高中 (中国吉林省 長春市)で働いています。

 

Question どこの国で日本語を教えていますか?どのような学習者に教えていますか?
Answer 長春日章学園高中日本の九州にある日章グループと長春市の108中学校の合作高校で、国際班と国内班に分かれていて、国際班の学生は3年生の4月に日本の九州国際高等学校へ留学します。そこで日本の大学進学を目指します。
日本人が行う授業は国際班のみで、一年生5クラス、二年生4クラス、三年生6クラス(各クラスとも40人前後)に授業をおこなっています。

 

Question どのようにして現在の就職先を見つけましたか?
Answer JALCでの受講を終えて帰国する時に中国の学校を見学したいと思い、日本語学習が盛んな吉林省に立ち寄ることに決めました。そこで、公立中学校、語学学校、私立高校等を見学して回った時に、日章学園の先生から声をかけられて働くことになりました。ちょうど、それまで勤めていた日本人の方が帰国してしまい、新しい教師を探していたところに自分がタイミングよく入ったということになります。

 

Question 就職活動及び授業で、JALCで学んで役に立ったことは何ですか?
Answer 実戦的な模擬授業を多く行なってきたことです。それに、何と言っても学習者の役としてJALCの講座で行なう模擬授業に参加できたことは、学習者の気持ちを理解すると言う点で、今授業をするうえで大きな助けになっています。幸い、私も中国語を学びながら日本語を教えるという立場なので、外国語を学ぶことの大変さは一層身にしみています。もしJALCでの経験がなければ、学習者の立場で授業を考えることは困難だったと思います。また、学習者のために授業をとことん考えるくせ、疲れていても乗り切る根性なども、JALCでの修行を通して身に付いたと思います。

 

Question 日本語教師になって良かったと思うことは何ですか?
Answer 自分が日本人だということを改めて意識できたことです。それまで、日本人だということを忘れていたわけではありませんが、日本人として日本語を教え始めてから、日本人はどんな考え方をするのか、どんな伝統があるのかなど、日本人に興味を持つようになりました。そして、国語である日本語に民族性がよく表れていると思います。外国の学習者に教えながら、私自身が日本人として外国に誇れるものがあることに気付きました。

 

Question 日本語教師を目指す人々へのメッセージをお願いします。
Answer 日本語教師は、日本や日本文化、日本人を世界の人に知ってもらえる素晴らしい仕事です。また、日本語を使えることが、学習者の将来の夢に直結する場合も多く、とてもやりがいがあります。教えるだけの一方的なものではなく、学習者からも様々なことを教えてもらえるので、お互いに成長していける仕事です。後々の学習者を思い浮かべながら今の苦労を乗り越え、ぜひ日本語教師になってください!!

 

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